リハビリテーション

当施設では専門のリハビリ職員が各種様々なリハビリを提供しております。
また日常生活の中でご自分で出来ることを増やす「生活リハビリ」を看護介護職員と行うことで、リハビリで得た動作を生活に応用しています。
自立した生活を営むために、残された機能を最大限に引き出すことで、生活に役立つリハビリを提供いたします。
イメージ:リハビリ風景

リハビリの頻度

リハビリの頻度
長期入所

週2回を原則として行います。
介護保険上で条件にあった方のみ週3回以上の頻度(週5回を上限)で行うことも可能です。

また、認知機能の低下がみられ、自宅復帰を予定している場合、入所から3ヶ月間、週3回、20分程度、マッサージでの認知面に対してのリハビリテーション(認知症短期集中リハビリテーション)を実施します。

個人によって条件がありますので、お問い合せ下さい。

短期入所 担当の介護支援専門員(ケアマネージャー)作成の介護計画(ケアプラン)に基づき、週2回を原則として行います。

主なリハビリ内容

リハビリの内容は利用者様・ご家族様のご要望をもとに、医師とリハビリ専門職が最適な内容を選択させていただきます。その他ご希望に合わせて生活動作改善に必要なリハビリを提供させていただきます。

パワーリハビリ

パワーリハビリはマシーンを使用したトレーニングですが、若い人が行うジムトレーニング(筋力トレーニング)ではありません。
お年寄りでも容易に動かすことができる軽い重りで、繰り返し手足を動かすことで脳への刺激が入ります。
脳と身体を元気にする新しいリハビリの一つです。脳に障害を受けた方、認知症の方に特に効果があり、寝たきりから歩けるようになった方、認知症が改善した方、などさまざまな効果を得ております。
なお、当施設にはパワーリハビリ認定指導員を配置しております。

パワーリハビリテーションについて

つま先がフッとひっかかったり、それでバランスを崩して転ぶということはありませんか?
それは足の筋肉が弱いのではなく、筋肉と神経が一度眠ってしまったことから起こります。
パワーリハビリテーションは機器を使用して繰り返し運動することで、一度眠ってしまった筋肉と神経を活性化させ、再教育させる目的で行います。
往来の筋肉トレーニングとは全く違ったものであり、要介護の高齢者の方などの、動作と体力の向上を目的として、介護予防・自立回復・介護軽減を目指す、新しいプログラムです。

以下の6種類から各利用者に適したものを選んで行います。

イメージ:パワーリハビリテーション
使用機器

ホリゾンタルレッグプレス

足のリハビリ

目的とする筋:膝関節屈筋 膝関節伸筋

ホリゾンタルレッグプレス

レッグエクステンション/フレクション

足のリハビリ

目的とする筋:膝関節屈筋 膝関節伸筋

レッグエクステンション/フレクション

ヒップアブダクション/フレクション

足のリハビリ

目的とする筋:股関節開閉の筋

ヒップアブダクション/フレクション

トーソエクステンション/プレクション

胴体のリハビリ

目的とする筋:腹筋・背筋 股関節屈筋

トーソエクステンション/プレクション

ローイング

腕のリハビリ

目的とする筋:背筋 上腕二頭筋

ローイング

チェストプレス

腕のリハビリ

目的とする筋:大胸筋 上腕三頭筋

チェストプレス
トレーニングメニュー

準備体操・ストレッチ ・・・ 約5分

マシントレーニング ・・・ 約60分(6種類全て使用の場合)

整理体操 ・・・ 約5分

合計 約70分

トレーニング期間
週1~回、3ヶ月を1クールとします。
リスク管理
心疾患の方は医師と相談で利用可・不可を決定します。
血圧や体調チェックなどは毎回リハビリスタッフが行います

起居(基本)動作練習

起居(基本)動作は、人間が生活を行う上で基本となる動作です。
寝ている状態から寝返り・起き上がり・立ち上がる、この動作を獲得するのが起居(基本)動作練習です。リハビリで出来るようになった動作は生活リハビリで応用することで効果を得ます。

移動練習

歩行が困難な方は移動福祉用具を用いた移動練習を行います。
車椅子を自分で操作する、歩行器や押し車で移動するなど、生活リハビリと併用し自立での移動手段を獲得します。

歩行練習

歩行練習は歩行を獲得するだけでなく、立位保持や方向転換、バランス練習を含めて行います。
歩行に必要な福祉用具や介助方法はリハビリ職員が適切に指導いたします。
歩行練習を行うことで、ベッドや車椅子に乗り移る動作やトイレ時の立ち上がり、立位保持などの生活動作にもつなげます。

痛みの除去

痛みがあるとどんな方でも動きたくありません。
痛みの原因を探り、温熱療法リハビリで除去できる痛みであると医師が判断すれば対応可能です。痛みの除去と同時に他のリハビリをすすめていきます。

拘縮予防

拘縮予防とは関節が硬くなるのを防ぐための関節運動です。
寝たきりの方は自力で運動ができません。寝返りさえもできない方はすぐに全身の関節が硬くなってしまいます。間接が硬くなると、オムツ交換や着替えをする時に痛みが出るため非常に苦痛です。
清潔を保ち、快適に介助を受けるためには間接を柔らかく保つリハビリが必要です。
リハビリ職員や看護介護職員が時間差で関節を動かすことにより硬くなるのを防ぎます。

呼吸リハビリ

寝たきりになると呼吸機能も低下します。
呼吸がうまくできないと気管に食べ物や痰などの分泌物が誤って入り感染症を引き起こします。
呼吸を楽に、感染症などの防止をするためには呼吸リハビリが必要です。

認知症リハビリ

記憶力や理解力、注意力など、精神面における機能改善を中心としたリハビリです。

認知症は今のところ完全には治すことはできません。
しかし、進行を遅らせることや周辺症状(BPSD)を軽減することは可能です。
脳を活性化し、残存機能を高めて、廃用を減らし、生活能力やQOLの維持・向上を目指します。
脳を活性化するために、その人に合った活動(アクティビティー)を提供し、良好なコミュニケーションを図っていきます。

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